施術技術なんて本当はあまり重要じゃない!
こんにちは!かわさき接骨院の川崎です。
昨日、患者さんの施術中の会話の中で『先生!ゴッドハンドじゃな!』とお褒めの言葉をいただきました!というのもこの患者さん、寝違えで来院されて首の動きが悪く、頚椎の関節に問題があるとの判断から関節を少し動かす施術をしました。
それだけでかなり動きは改善し、この時に頂いた言葉です。
ただ私は『ゴッドハンド』などではなく頚椎の関節の構造や動きを理解してれば出来る簡単な施術を数秒したまでです。
世の中にゴッドハンドと呼ばれる先生がいますがおそらくその先生は病態把握能力と体の知識が半端じゃない!
病態とは患部の組織(筋肉、靭帯、骨、関節包)などがどの様にしてどの程度壊れていて、結果的に『症状』として痛みや腫れなどが出る!
病態と症状はごちゃ混ぜにされがちですが、違う意味です。
その病態把握はエコーであったり徒手検査をしてあぶり出していきます。
裏を返すと病態把握を正確に出来ていれば施術法や技術なんて一般的にあればあまり問題じゃありません!
ただ、施術のレパートリーは持っておかなきゃいけません。
筋肉だと手技でやるか電気などの物療機器でやるか?
そして緩めるのか、逆に力が入りやすくするのか?
神経だと物療機器を使うか、神経モビライゼーションなどの少しの運動を+するのか?
この様に沢山持っておくことは必要ですが、患部の病態さえ正解に把握して、何が1番効果的なのかを知っておけば結果は必ず出ます!
逆にマスコミや私達同業者を対象したDMなんかに『腰痛技術は私にお任せ!』『この施術は全ての病態、症状に効く!万能です!』『全ては歪みから来ています!』なんて物が山ほど来ますが全くそそられません!
皆さんの中にも経験があると思いますが、肩こりも腰痛も膝痛も全て歪みなどに原因を持っていく…正直これはいただけないですね!
この様にゴッドハンドと呼ばれる先生は技術が素晴らしいのではなく、実は病態をあぶり出す為の体の知識が半端じゃないぐらい頭に詰め込まれています。
そして日々論文や医学書などを読みあさり、常に学ぶことを忘れていません。
いつも私が勝手に師匠と思ってる先生から『1番大切なのは技術じゃない!施術理論だ!』
この言葉を胸に私もゴッドハンドとまでは行かなくてもその方々に追いつけ追い越せで日々勉強し、患者さんの為に頑張りたいと思います。