ハンター管も原因だ!
こんにちは!わかさき接骨院の川崎です。
今日は当院に現在通院中の患者さんのお話。
その方、膝の内側でお皿のちょい下辺りに痛みを訴えて来院されました。
問診表を書いてもらい早速お話を聞かせて頂くことに。『はじめまして川崎と申します。よろしくお願いします』初診の方にはいつも自己紹介から入ります。
話を戻して『膝の痛みが出てるということで、どうされましたか?』
ここからは患者さんがあまり話さないでほしいとのことで割愛させて頂きますが、どうやら数日前に転倒して痛めた模様。
膝がどのようになったかは覚えないが直後から痛みが出現。ただ、膝の痛みはかなり前から同じ箇所にあったみたい。
検査の結果、靭帯、半月板、PF関節(お皿と大腿骨、2つで構成する関節)膝関節、膝に水も溜まってない。
膝を曲げる時は問題ないがそこから完全に伸ばす時に結構痛みが出る(これは以前からあった痛み)
そして、若干ではあるが膝下内側に炎症症状あり、そこを押すと痛みが出る。などなど色々検査した結果、私は膝蓋下脂肪体に痛みが出ていると判断。
炎症を取る施術をしてその日は帰宅。
次の日も来院してもらい、患部を観察すると炎症症状はほぼない。圧痛(押して痛い)もかなり改善。
でも、膝を伸ばす時の痛みは変わりない…
ん?一瞬脂肪体じゃないのか!?いやいや決め打ちはよくない!師匠の教えでここに痛みや症状が出てるから原因はこれだろうなぁ!これは絶対によくない!
全ての可能性から一つずつ検査で消して行き、残ったものが正解!
正解や所見を導き出せないなら専門医へ送る!これが教えである。
その教えを元にもう1度検査をし、導き出せたのが、『ハンター管』にも原因があるのでは?
すぐさまハンター管へのアプローチをすると痛みがかなり改善!
最初の脂肪体の炎症+ハンター管にも原因があることが分かりました。
ハンター管とは太ももの内側に筋肉で構成される隙間で、その隙間をハンター管とよんでいます。
そしてそのハンター管内を膝の内側を支配している、正式名称『上内側膝神経』がこの中を通って膝の内側を支配してるのです。
原因は様々ですが、ハンター管を構成する筋肉の硬化などでハンター管が狭くなり神経を圧迫して膝の内側に痛みが出る。いわゆるハンター管症候群ってやつです。
原因は様々ですが、この方のように重なり合って痛みが出てることが結構あります。
あなたのその膝の内側の痛みは巷でよく聞く変形してるから痛みが出てる訳じゃないかもしれませんよ!
では失礼します。